酸素(CO2)センサー
□酸素(CO2)センサー
エンジンの燃焼状態をチェックするために、排気ガス中の酸素を検知し、空燃比が理論空燃比に対してリッチ (濃い)かリーン(薄い)かの信号を出すセンサー。
酸素センサー素子には酸素を通過させるジルコニアセラミックス(ZrO2)の多孔質体を使用する。片側を大気、反対側を排気ガスにさらすと、酸素濃度の高い気体側から低い気体側へ酸素イオンが移動し,両電極間に発生する起電力を信号として出力する。リッチ (濃い)、リーン(薄い)の2択の信号を出す。
□A/F(Air-Fuel Ratio、空燃比)センサー
二酸化ジルコニウムなどの検出素子を使用して、排ガス中の酸素濃度を細かな変化を検出する。
酸素(CO2)センサーではリッチ (濃い)、リーン(薄い)の信号の変化しか検出できないが、A/F(空燃比)センサー は、変化するその時々の空燃比をリニアに信号出力することができるため、酸素(CO2)センサーはA/Fセンサーに置き換わってきている。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
化学センサー、ケース、電線、防水カバー、コネクター
化学センサー:検出素子(二酸化ジルコニウム筒+白金コーティング)、ヒーター、気密シール、素子保護カバー
材質
ケース:低炭素鋼S20Cなど
工法
冷間鍛造→機械加工(旋削)→三価亜鉛メッキ→センサー組付→防水カバー組付→コネクター組付