オートギヤシフト(AGS; Auto Gear Shift)は、スズキが開発した自動車用の有段自動変速機でマニュアルトランスミッション(MT)のクラッチ操作と変速操作が自動化され、運転手が介入する必要がないオートメイテッドマニュアルトランスミッション(AMT)に分類される。
基本構造はシングルクラッチのマニュアルトランスミッション(MT)であるが、クラッチ操作および変速操作を電動油圧式のアクチュエーターにより自動で行うため、これらの操作を必要とせず、オートマチック限定免許でも運転することができる。一般的にはAMT(オートメイテッドマニュアルトランスミッション)と呼ばれる。他のAMTとの違いとして、オートマチックトランスミッション(AT)や無段変速機(CVT)のようにPレンジやクリープ現象を備えており、基本構造はMTであるが操作方法はATやCVTとほとんど変わらない。
乗用車では2014年2月5日にインド市場向けに発表された小型乗用車、スズキ・セレリオに採用された。
2015年には、マニエッティ・マレリとスズキ、マルチ・スズキの合弁会社(Magneti Marelli Powertrain India Private、2007年設立)でインドにAMT製造のための新工場を建設した。
日本国内では2018年頃に最大9車種が搭載していたが2020年代に入ってから搭載車種が減少傾向にあり、最後の搭載車種であったソリオ、ソリオバンディット2車種のハイブリッド車が2025年1月の仕様変更でカタログ落ちしたのを最後に新車ラインナップから姿を消した。
AMT ASSY
