近年、光の力で汚れだけを選択的に除去するレーザークリーニング機が販売されている。パルスレーザー方式とCW(コンスタントウェーブ)レーザー方式の2種類がある。パルスレーザー方式は母材への熱影響を最小限に抑えられる。CWレーザー方式は連続波で処理時間が速い。
従来からの洗浄技術の課題は「母材へのダメージ」「環境負荷」「作業安全性」の改善。
レーザークリーニングは、光の力で汚れだけを選択的に除去する技術で、「母材へのダメージ」がない。機械部品に染み込んだ油脂、金属表面の酸化膜などさまざまな汚れを落とすことができる。
作業安全性の改善では、製造ラインへの組み込み(インライン化)、多軸ロボットによる自動化も容易にできる。
また、環境負荷面ではレーザークリーニングでは廃液が発生しない。ヒューム(飛散微粒子)は集塵フィルタで回収するため、環境への負荷も最小限となる。また、薬品のような厳格な保管管理も不要で、設備導入後の運用コストを抑えることができる
注)レーザークリーニングの原理
レーザーアブレーションと呼ばれる「光の吸収差」の活用で汚れだけが急激に加熱される。同時に、レーザー照射によって、「熱膨張差」「衝撃波」の作用も加わる。
「熱膨張差」はレーザー光が照射された際に生じる急激な温度差で、汚れ層と母材の間に熱膨張の差を生じさせ、「微小なひずみ」が
汚れを母材から剥がす。
「衝撃波」はレーザーが当たった瞬間には微細な衝撃波(フォトメカニカル効果)も発生し、汚れを物理的に弾き飛ばす効果も加わる。
サイズ:レーザークリーニング機高さ60~90㎜
材質:鋼板、鋳物、アルミ合金、アルミダイカストなど
副資材:不使用(耐環境性に優れる)
レーザー設備:
パルスレーザー方式:20W~3,000WレーザーのON、OFF調整
CWレーザー方式:
