DSI(DieSlide Injection)。中空体・積層構造体を1サイクル内で構成する射出成形技術。油圧機構によりスライドする金型構造を有し、金型が特別な仕様となる。
金型は1つで、左右に異形状のキャビティ(掘り込み)がある。1次射出で成形後、金型のスライドによって、1次成形品に2次のキャビティを重ね、2次射出を行い金型内で組立を行う。金型から離型しないため、接合変形が少なく精度が良い。また振動溶着、超音波溶着よりも強度が高い。部品の削減と組立工程の取込みができるためコスト低減となる。
工法
型締め→左右キャビティーへ射出→成形・冷却 →型開き→ダイスライド→左右製品突合せ→型締め→接合用2次射出→成形・冷却 →型開き→取り出し