システム・オン・チップ(SoC)

システム・オン・チップはSystem on Chipのことで略称はSoC
SoCは従来から用いられてきた集積回路とは異なり、一つのウェハー上で統合されたシステムを実装している。単体での動作が可能でマイクロコントローラとして機能する。自動車用チップは、単一機能チップから多機能SoCチップに移行している。
それにより、小型・軽量化、高速化や低消費電力化、コスト低減を可能とする。

インフォテインメント(IVI)や先進運転支援システム(ADAS)では、すでに、一部の機能がSoC化されている。今後、自動運転システム(AD)などでも使用される。

2024年現在、インフォテインメント(IVI)SoC やADAS用SoCがどんどん開発され採用が増えている。車載ECUの統合を目的としたドメインコントローラーも開発が進められているが、開発スピード不足もあり、日進月歩で進むSoC化はドメインコントローラーのECU設計に影響を与えると推察される。

すでにSoC化されている分野
・ ADAS用SoC
・ 画像処理SoC
・ インフォテインメント(IVI)SoC
・ コックピットSoC

サイズ:10㎜~20㎜

SoC構成:
1. マイクロ・プロセッサ(CPU)
2. メモリデバイス
3. 入力処理デバイス
4. 入出力インターフェース
USB、Wi-Fiなど外部デバイスとの接続用のインターフェースを搭載。
5. 通信機能
Bluetoothなど各種通信プロトコルに対応し、ネットワーク接続やデータの送受信ができる。

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