ブレーキパッド

ブレーキパッド

回転するブレーキディスクを押さえつける際に用いられるパッド。

プレッシャプレートと摩擦材で構成され、プレッシャプレートには摩擦材が接着されている。摩擦材は摩擦材と断熱層で構成され、摩擦材は基材、結合材、添加材で構成される。プレッシャプレートには丸穴があり、摩擦材が充填され、たとえ接着剤が炭化しても摩擦材が外れないようにフェールセーフ構造になっている。

乗用車のブレーキパッドは、摩擦材はブレーキ鳴きが出にくい、粉体を固めた複合材が使用される。新車開発の場合、車種毎に効き、ブレーキ鳴き、パッドの摩耗、ディスク攻撃性、など相反する多岐にわたる要求性能が異なるため、車両毎のオーダーメードになり、摩擦材の種類が非常に多い。

日本車ではブレーキディスクの寿命は長寿命で20万km以上もつようなブレーキパッド材料が選ばれ、欧州車ではブレーキディスクの寿命は短く交換部品の扱いとなる。これは、アウトバーンなどを想定し、高速ブレーキ性能が重視され、ブレーキパッド材料は攻撃性が高い。ホイールが汚れるのは鉄紛がパットとブレーキディスクの双方から発生するためである。

ニ輪車ではブレーキが露出するため、雨天でも良く効く、銅系焼結合金製のメタルパッドが多く使用される。

画像は曙ブレーキ製ブレーキパッド。

サイズ

幅50~200mm

構成

プレッシャプレートに摩擦材がモールドされている

□プレッシャプレート

サイズ:幅50~200mm
材質:熱間圧延鋼板SPHC 板圧4.5~6mm
工程:ハーフブランク(ダボ)→ピアス(あり穴)→ファインブランクプレス(外形)→接着剤処理

□摩擦材

材質:

基材:ケブラー繊維、

結合材:フエノール樹脂、

添加材:有機材:カシューダストなど

無機材:スチール繊維、ガラス繊維など

工程:撹拌→予備プレス

□ASSY

工程:プレッシャプレート接着剤処理→摩擦材金型投入→熱プレス→加熱炉→塗装→研摩→摩擦表面エージング

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