点火システム
混合気に着火して燃焼膨張工程を開始させるガソリンエンジンのシステム。点火システムはイグナイターとイグニッションコイル、点火プラグで構成される。
スパークプラグはシリンダー内に設置され、イグニッションモジュールからの電流で火花を発生させシリンダ内で燃焼を行う。構造は中心電極と設置電極の間で起こる火花放電で着火が行われる。中心電極にはニッケルを使用すること多いが、プラチナやイリジウム合金の採用も増えている。
最近の車のスパークプラグへの電流供給はイグニッションモジュールと呼ばれる点火装置から供給されることが多い。イグニッションモジュールはイグナイターと呼ばれるダイオード電子回路とイグニッションコイルで構成される。2段階の昇圧を行い2万~3.5万ボルトにして点火プラグに送る。
一方、旧車ではディストリビューターと呼ばれる機械式の点火装置を使用する。
画像は日立オートモーティブシステムズ製イグニッションコイル
サイズ
300㎜~500㎜
構成
現行車:イグナイター、イグニッションコイル、スパークプラグ
旧車:ディストリビューター、コンタクトブレーカー、ハイテンションケーブル、スパークプラグ