イモビライザー

イモビライザー

イモビライザーは車とキーにIDが登録され、IDが一致しなければエンジンを始動させることができないシステム。
警報アラームシステムはキー(キーレスエントリーを含む)を使わずに、キー操作をしたり、ドアやトランク、ボンネットをこじ開けようとしたときに警報アラームが作動する。大きなクラクションが鳴ると共にハザードランプが点滅する。警報アラームは、1度鳴ると止まるまで5分間鳴り続ける。

通常の鍵は物理的な噛み合わせによって鍵が合っているかどうかを判断するが、イモビライザーキーは物理的な噛み合わせに加えて鍵のヘッドなどに埋め込まれたトランスポンダチップ固有のIDコードで、電子的に鍵が合っているかどうかの判断をしている。トランスポンダチップの固有のIDコードと車両側のECUのIDコードが一致しなければエンジンは掛からない。

物理的な噛み合わせを必要としない「キーレスエントリー」はイモビライザーシステムの進化形で、リモコンキーがあれば、ドアのロックやアンロックが可能となる。
さらにスターターがプッシュ式の場合では、「キーレススタート」も可能となる。

車両盗難の新手口であるリレーアタックはスマートキーが発する微弱な電波をキャッチして車のロックを解除する。スマートキー車両の弱点を突いたもので、物理的な噛み合わせを行うイモビライザーシステムには対応出来ない。そのため、従来のイモビライザーシステムの方がセキュリティー性が高いと言える。

画像はAptiv製イモビライザー。

<サイズ>
50 mm~100mm
<構成>
電子基板、筺体、コネクター
<システム構成>
キー側:通信チップ付きキー
車両側:アンテナ付きキーシリンダー、イモビライザー機能内蔵エンジンECU、
モニターランプ、警報アラームシステム

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