リーフスプリング
車軸懸架式(リジットアクスル)で使用され、主にSUV車や商用車に用いられる。
長さの異なる細長いばね鋼の板を重ね合わせたもので、スプリングとして路面からの振動や衝撃を吸収する。
大型トラックなどでは骨格としても機能するためこれを採用するサスペンションはアームを使用しない。
さらにリーフスプリングの板間摩擦の振動ダンピング特性を利用することショックアブソーバーも不要となり安価なサスペンションが構成できる特徴がある。
画像は日本発条製板ばね(リーフスプリング)。
サイズ
板厚10㎜~30㎜、幅50㎜~100㎜、全長500㎜~1000㎜
構成
板ばねの多層構造3~10枚
材質
ばね鋼(高炭素鋼) SK材
工法
切断加工→穴明け加工→熱間端末加工(加熱→幅狭加工→目玉巻き)→熱間圧延テーパ加工→熱間キャンバ成形→熱処理(焼入れ&焼戻し)→ショットピーニング→目玉仕上げ加工→クリップ組み付け→ASSY組立→荷重検査→浸漬塗装、静電塗装、電着塗装、粉体塗装など