LiDAR

「LiDAR(ライダー)」はレーザー光を使用する近距離超高精度センサー。
近似技術に電波を使った「Radar(レーダー)」があるが、LiDARのレーザー光は電波よりも光束密度が高く、波長も短いため、高い精度を出せる。

自動運転用のセンサーは、LiDAR、ミリ波レーダー、画像認識カメラの3種類が使用される。それぞれのセンサーには一長一短あり、短所を別のセンサーで補完して使用される。

画像認識カメラによる映像解析では、ヘッドライトの光で誤作動するが、LiDAR は外乱光に強い。夜間でもヘッドライトや街灯などの外乱光の影響を受けずに、自動車や人の動きを正しく検知する。戻ってくる光の強度の測定により、道路の白線とアスファルトといった対象物の区別する。
対象物までの距離のほか、位置や形状まで正確に検知できることが特徴で、市街地における自動運転にはLiDAR(ライダー)が必要不可欠となる。

仕様については、200m先の遠方を見る機械的回転式のLiDARに加えて、近距離用の半導体マイクロマシニングのMEMSミラー型LiDARが登場しているが、まったく異なる原理のセンサーも開発途上であり、方向性は定まっていない。

画像はパイオニア製LiDAR。

<サイズ>
50mm~100㎜
<構成>
Lider(4~6個)
Lider ECU(電子基板、金属筐体、コネクター)

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