バキュームポンプ

バキュームポンプは、小型トラックのブレーキシステムで、バキュームタンクとともに使用されるブレーキのブースト源。
乗用車ではブースト源にはエンジン負圧が使用され、倍力装置として、マスターバックが使用されるのが、一般的だが、2000年代には、欧州車の一部ではバルブトロニック機構が採用され、同時にバキュームポンプが搭載された。バルブトロニック機構ではインテークマニーホールド内の負圧が不安定になり、ブレーキブースター等の作動に必要な安定した負圧を得ることが出来ないことから、乗用車でもバキュームポンプの採用が始まった。
また、EVでも、エンジンが廃止されると負圧源がなくなった。そのため、一般には電動ブースト式油圧マスターやハイドロマスターに置き換わっているが、一部の車両では、ガソリン車の負圧式ブレーキシステムをそのまま使用し、電動バキュームポンプが搭載される車両もある。

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