亜鉛ダイカスト

ダイカストは金型を使用し溶湯を高圧で鋳型に射出する鋳造法。金型が高価なので、大量生産の場合に適用される。砂型鋳造同様に気密性はない。

亜鉛ダイカストは流動性が高く、薄く複雑な形状の製品を高い精度で製造することができる。

自動車ではキーロック  シートベルト巻き取り金具、などに使用されている。

特徴
①:硬度が高い
②:耐衝撃性が高い
③:薄肉で複雑な形状に対応可能
④:表面は極めて滑らかであり、塗装やめっきなどの表面処理が容易

■材質 2種類
ZDC2  Zn-Al系 亜鉛ダイカストといえば、ほとんどがこの材料
「鍛造性とめっき性」に優れてる。

ZDC1  Zn-Al-Cu系
「機械的性質と耐食性」に優れている
特に、機能の高い品質が要求される機械部品にはZDC1が用いられる。

■表面処理
各種の表面処理に対応できる。また亜鉛のため、三価クロメート酸処理ができる

■サイズ
50㎜~100㎜(小物が多い)

■工法
離型材塗布→ 型閉じ → 型締め →射出 →成形 → 冷却 →型開き →取り出し

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