粉末冶金技術とプラスチック射出成形技術との複合技術。金属粉末とバインダーから成る固体ペレットを使用し射出成形する。
材質と形状の自由度が高く、製品公差は±0.5%とロストワックスより高精度で後加工の切削加工を省略できる。また、物性は96%以上の高密度で溶製材に近い高強度、Ra1.5〜2の平滑面、熱処理も可能となる。
短所はMIM法で使用する金属粉末は微粉末で高価なため、30gを超えるとロストワックス工法のほうが安価となる。
サイズ
1㎜~30㎜
構成
MIM用金属微粉末、バインダー(プラスチック+ワックス)、射出成形機、金型
材質
SNCM415、SKD11、SKH51、SUS316L、SUS420J2、SUS440C、SUS630、Ti合金など。
工法
混錬→ペレット化→射出成形→脱脂→焼成(高温炉)→熱処理