放電加工部品

超硬合金製の金型加工で使用する。EDM(Electrical Discharge Machining)とも呼ばれる。型彫放電加工とワイヤーカット放電加工がある。加工液は型彫放電加工では合成炭化水素系専用油、ワイヤーカット放電加工では水が使用される。

構成:型彫放電加工機、ワイヤーカット放電加工機

□型彫放電加工機 (EDM:Electrical Discharge Machining)

超硬合金製の金型加工で使用する。

加工液中で液没した工具とワークを電極とし、間欠的に液中で火花放電を繰返しながらワーク表層を1000分の1mmミクロン単位で微量ずつ加工する。電極をあらかじめ指定の形状に仕上げておきワークに転写し複雑な形状の彫刻加工ができる。長所は加工時に機械的な外力が作用しないため加工精度が高い。短所は加工時間がたいへん長いこと。

構成:放電加工機、電極、加工液(合成炭化水素系専用油)

□ワイヤーカット放電加工

高い精度が求められる金型製作で使用される。

細いワイヤーで電極をつくり、これを数値制御によって指定の形状に仕上げる。加工液中で液没したワイヤーとワークを電極とし、間欠的に液中で火花放電を繰返しながらワークを微量ずつ切断する。長所は加工時に機械的な外力が作用しないため加工精度が高い。短所は加工時間がたいへん長いこと。

構成:ワイヤーカット放電加工機、電極、加工液(水)

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