粉体塗装

粉体塗装は静電塗装と同じだが、塗料が粉体になる。吸着しなかった塗料の回収・再利用が容易であり材料歩留がよい。長所は有機溶剤を使用しないため低公害。一回の塗布で膜厚が確保できる。歩留がよく経済的。膜厚管理が容易。

短所は焼付温度が高く、ワーク温度で180~200℃とより高温な乾燥炉が必要になる。30μm以下の薄膜は形成できない。塗料の種類が少ない。色変えの段取りに時間がかかる。電気代が高価などデメリットも多い。

サイズ

10㎜~1000㎜

【膜厚】30~150μmの指定厚さ、

材質

熱硬化性塗料

足回り:エポキシ系粉体塗料(耐食性は良好だが紫外線に弱い)

外装用:ポリエステル系粉体塗料(総合バランスがよい)

工法

前処理(湯洗→脱脂→水洗)→化成被膜下地処理(リン酸亜鉛皮膜→水洗)→水切乾燥炉→粉体塗装ブース(ワーク温度で140~160℃)→焼付乾燥炉(ワーク温度で180~200℃x20分)

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