ガス窒化の表面硬度HV1000に対して塩浴軟窒化は表面硬度HV500程度のため、軟窒化と呼ばれる。材料はすべての鋼材、アルミが処理できる。ガス窒化で処理できない高Ni合金も対応できる。熱処理方法は、ガスを使用せず、比較的低温な580℃で短時間(0.5~3時間)のシアン化ナトリウムの塩浴により最表面に化合物層、その下に拡散層が形成される。低摩擦係数と耐摩耗性に優れた特性が得られ、処理温度が低いため変形や歪の心配がないことも長所。
【表面硬度】Hv500
【全硬化層深さ】5~30μm
サイズ
10㎜~500㎜
材質
すべての鋼材(SUS、高Ni合金、アルミ含む)
工法
580℃で短時間(0.5~3時間)の塩浴剤浸漬