高真空ダイカスト

特殊ダイカストの一種。気密性や、溶接性が必要な薄肉の大型製品に対応する。真空法ダイカストでは気泡の巻き込みが少なく熱処理と溶接ができないが、対策として金型や射出機構のシール性能を向上させ、気密性を高め型内部のキャビティを高真空にして気泡の巻き込みによるブローボールを極めて少なくすることで、熱処理と溶接が可能となる。

大容量真空装置で空気を吸引したり、排気バルブ構造により高速排気したりするが、高真空状態の形成は各社で工夫している。

高真空 -90~-95KPa(90~95%真空)

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