コイリングマシーン加工

線ばね用の冷間成形ハイサイクルマシーン。カム式とNC式がある。NCマシンではより複雑な3次元曲げ加工が行える。

線ばねは圧縮コイルばね、引張りコイルばね、ねじりコイルばね、線細工ばねなどの種類がある。コイルばねをハンドメイドで作成する場合は旋盤に装着した心棒に線材を巻きつけて制作するが、コイリングマシンでは心棒を使用せず、制作できることが特徴で、少量多品種にも対応できる。フック部の成形なども行うことができるため、一連の動作で最終製品を完成させることができる。

工程はコイル状に巻かれた線材をストレートナーを通して直線状にしたものをワイヤガイドから送り出す。 送り出された線材は、垂直方向にセットされた、コイリングピン(1本または2本)に押されることで変形し、所定の形状を得る。

材料:
硬鋼線:SW-A (0.08~10mm)、SW-B(0.08~13mm)、SW-C(0.08~13mm)
ピアノ線:SWP-B(0.08~7.00mm)
オイルテンパー線:
ばね用シリコンクロム鋼オイルテンパー線 (SWOSC-B)  Cr添加高強度
ばね用シリコンマンガン鋼オイルテンパー線 (SWOSM-A,B,C)

工程:
引張コイルばね:※フォーミング→熱処理→化成処理、表面処理
圧縮コイルばね:※フォーミング→熱処理→端面研磨(3/4研削など)→化成処理、表面処理
※フォーミング:
線材コイル→リールフィーダ―→ストレートナー→自動送り装置→コイリングピンに接触(360度8方向高速)→切断

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