駆動モーター用ステータ部品

■ステーター用コイル巻線
◆耐サージ性エナメル線
丸断面銅線。絶縁破壊メカニズムは高速なスイッチングによって引き起こされるインバータサージによる部分放電が主要因であると報告されている。
コイル線間の絶縁は、非常に重要で、皮膜の侵食を抑制し、絶縁寿命を向上させる
丸線の場合、線接触で放熱性に劣り、熱が籠りやすい。

◆異形断面平角線
テーパー付きのモーター平角線はEVモーターの小型化などができる。巻き線の占積率は丸線では50%程度だが、異形断面の平角線を使用すると、密着巻が可能となり、90%まで高めることができる。銅、アルミに対応。

◆板状アルミコイル
従来銅線を巻いていたコイルを、板状のアルミニウムで成形。これにより高い占積率を実現し、高効率化・高出力化・小型化・軽量化などが可能となる。また、コイルの形を作った後にエナメル皮膜すると、通常の巻線に比べてエナメルへのダメージが少なく積極的にコアをつたって放熱する。アルミ、銅に対応。

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