駆動モータシャフト

駆動モーターは小型・軽量で低速から高速回転の全域にわたり高性能を発揮する高出力特性が求められる。モーターシャフトは比較的大径であり重量が嵩む。設計的には中実シャフトも中空シャフトも大径が同じであれば強度はあまり変わらないため、中空シャフトのニーズが高い。課題は回転時の動バランスで高い精度が求められる。

中空化のための工法は、鋳造、摩擦圧接、※ラジアルフォージング(中空シャフト鍛造加工技術)などがある。いずれも加工部位を減らしてコストダウンを図りながら、断面の内径部と外径部の肉厚偏差などの精度向上がもとめられる。

材質:炭素鋼、合金鋼

工法:素材加工→機械加工

素材加工:鋳造、摩擦圧接、※ラジアルフォージングなど
※ラジアルフォージング(中空シャフト鍛造加工機)

ハンマー(金型)によって軸の径方向から力をかけ塑性させる加工方法の鍛造機。芯金(マンドレル)を挿入し内径形状を転写させることで、内外径同時に成形できる。途中で芯金を抜くことで、ほら穴形状も作成できる。設備が高価なのが欠点。

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