フロントクロストラック警報ブレーキFCTB(Front Cross Trafic Alert Brake)は、出会いがしらの事故防止を未然に防止するため、交差点に進入する際など、左右から接近する車両を検知し、ドライバーに注意喚起を行いながら、自動ブレーキ(AEB)をかける。
注意喚起のシステムは、車両が接近する方向を大型のヘッドアップディスプレイに表示して、さらに交差する車両が接近するにも関わらず車を前進させようとした場合、ブザーとディスプレイでドライバーに注意喚起をする。
ブレーキの応答性を高めるために、エンジン車でありながら、主ブレーキを電動化するシステムもある。
構成:
センサー、ADAS-ECU、アクチュエーター、ブザー
<センサー>
前方斜めレーダー、広角カメラ併用
<アクチュエーター>
電動ブレーキシステム(電動補助ブレーキ(ESC、ABS)または、電動主ブレーキ)
参考
車両相互の事故の中でも、出会い頭の衝突が2番目に高く、約4件に1件の高い割合となっている。密集した住宅地の路地、見通しの悪い交差点などでは、目視による確認が非常にしづらい。