車線逸脱防止支援システムECU

■LDW(Lane Departure Warning:車線逸脱警報)
ADASカメラからの信号で車線を検知、車線逸脱状況を監視するECU。
約60km/h以上で走行中にADASカメラが車線を検知している場合、道路上の車線から逸脱しそうになると、ブザーとメーター内表示にて、ドライバーに危険を知らせる。一般道でも作動する。

従来のソナーセンサー、ミリ波センサーのように車両の周辺情報を線でとらえるのではなく、カメラとECUにより面でとらえることができる。ECUは、高度な画像処理が必要で、電力消費など負荷が課題となっている。
ADASの基幹技術でミリ波を組み合わせたり、ステレオカメラで周辺の環境を認識する制御、単眼カメラとディープラーニング(深層学習)を組み合わせたり、いろいろな種類がある。

<構成>
センサー(前方ADASカメラ)
車線逸脱警報(LDW)-ECU
ブザー
メーター内表示

<ECU入力>
① 距離信号:センサー(前方ADASカメラ)
② ウインカー信号→車線逸脱警報OFF信号

<ECU出力>
① 車線逸脱検知信号
② ブザー
③ メーター内表示

■LKA(Lane Keeping Assist system:車線逸脱防止支援システム)
ドライバーへ警報やメータ―内表示などで注意を促し、車線逸脱回避をステアリング操作を行いアシストする。
LDW(Lane Departure Warning:車線逸脱警報)、全車速追従型オートクルーズACC、自動ステアリングを協調させるシステム。

<構成>
センサー(前方ADASカメラ)
車線逸脱防止支援システムECU
ブザー
メーター内表示

<ECU入力>
① センサー(前方ADASカメラ)信号
② 前走車追従型オートクルーズACC信号
③ ウインカー信号→車線逸脱警報OFF信号

<ECU出力>
① 車線逸脱検知信号→ステアリング制御信号
② ブザー
③ メーター内表示

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