マルチメディア系ECUとは

マルチメディア系ECU

マルチメディアは、カーナビゲーション、エンターテインメント(カーオーディオ、車載DVD、TVチューナーなど)、ETCなどのほか、近年は、車内インフォテインメント情報機器(道路交通情報など)、テレマティクス(双方向通信)などがシームレスに表示される。

車載ソフトのコマンド行数は2000年の約100万行が2020年には2億行程度に達している、今後さらに増える技術動向になっている。
とくに、「マルチメディア系ECU」のソフトウエア量が多く、その中でも、カーナビでソフトウエア量が異常に多い。開発期間も数年かかるため、納入開始前に仕様が陳腐化し、仕様変更を要求されるなどの問題も発生している。そのため、カーナビメーカーでは、自動車メーカー向けの開発費負担が増え、100億円規模の赤字になる会社もあった。

共通化が遅れていることも、原因の一つで、自動車メーカーはこれまで、カー・ナビゲーション・システムの製造と開発をカーナビメーカーに任せていたが、開発工数削減のため、共通OSも開発されている。

構成
カーナビゲーションECU
エンターテインメントECU(カーオーディオ、車載DVD、TVチューナーなど)
ETC
車内インフォテインメント情報機器(ECU)
テレマティクス(ECU)

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