事故自動緊急通報装置(ACN)

Automatic Collision Notification
近年、生命の危険を伴う傷害を負う可能性のある大きな自動車交通事故が発生した際に、自動車の車載装置などから自動的に事故発生を通報する「事故自動緊急通報装置(ACN)」を装備した自動車の販売が進んでいる。

エアバッグ連動仕様は、高級車のコールセンターサービスで、位置情報も活用される。ドライブレコーダー連携仕様は、保険会社のドライブレコーダー貸与オプションなどで、実用化されている。

これは、エアバッグが作動するような大きな交通事故が発生した際に、位置情報や車種、ナンバーなどの情報が、あらかじめ登録されているコールセンターなどに自動通報されるシステムで、自動車向けのIoTサービスの先駆け。またコールセンターのオペレーターによる通話で、運転手から事故やけがの状況を聞き出し、または運転手が応答できないような状況であることを把握して、救急車の派遣などを迅速かつ適切に実施することで、救命率の向上や傷害の重傷化の防止に資する。
<国連>
2017年11月に国際基準が成立
1,事故情報
事故発生の位置情報、車両特定情報(車両種別、車台番号、向き)、事故発生時刻、自動手動通報の識別等が自動で発報すること、
2、音声通話
音声通話ができること。自動と手動の両方の機能を有すること
<日本>
2018年7月18日 保安基準などの改正
2017年11月の国際基準の導入

<システム構成>
新車:
車両側:事故自動緊急通報装置(ACN)ECU、エアバッグECU、テレマティクスECU
インフラ:自動車メーカーコールセンター

後付
車両側:ドライブレコーダー(加速度検知。通話機能付き)
インフラ:保険会社コールセンター

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする