フロントの画像認識カメラが前方の区画線を捉え、カーブの曲率を計算することで、適切な速度に制御し、カーブでもレーンキープを実現する機能。
乗用車のカーブ制御は自動運転の必須機能として各社が取り組んでいる。
ADASでは単独のシステムではなく、前走車追従型クルーズコントロール(ACC)の機能拡大仕様として車載されることが多い。
□乗用車用
カーブ車速調整機能付き・ACC
ADASのカーブ車速調整機能装備車は、ACC走行中にフロントの画像認識カメラがカーブの曲率を検知し、ドライバーの介入なくカーブを走行可能な速度へ調整する。
システム構成:センサー、電子基板(ACC・IC、カーブ車速調整IC)、コネクター
□商用車用
カーブ進入時速度超過警報装置(ECSW:Entering Curve Speed Warning)
ECSWは、立体的な地図情報を元にした、車両が急カーブに進入する際、ドライバーが安全な速度に落とせるよう、十分な余裕をもって警告を与えるシステム。
商用車のカーブ走行制御は、横転や荷崩れの危険があり難しい。また、養豚などは痩せさせてはいけないなど積み荷によっても制御速度は異なる。そのため、2024年時点では、カーブ進入時速度超過警報装置(ECSW:Entering Curve Speed Warning)などのワーニングレベルに留まっている。