画像認識カメラとは

100m前方の障害物を認識する。弱点は夜間と悪天候(霧や雪)。ステレオカメラが良いが単眼カメラの場合もある。前方ミリ波レーダー77GHzとの組み合わせで使用することが多い。

車載カメラは近年の画像処理技術の進化により、直接自動車を制御するための入力センサーとして、「センシングカメラ」としての機能を持つようになっている。

自動緊急ブレーキ(AEB)だけなら、カメラのみの制御でも問題ない。
自動緊急ブレーキ(AEB)、車線逸脱警報システム (LDW)、先進ライト(AHB)などサポカー機能で車載カメラが重要な役割を果たす。

ADAS上位機能においては、において車載カメラは以下の機能に用いられる。

■センサー機能

・衝突被害軽減/回避システム:自動緊急ブレーキ(AEB) :前方の車両や歩行者検知

・車線逸脱警報システム (LDW) :道路のレーンを検知

・視界/視覚補助システム:先進ライト(AHB):前方の車両や歩行者検知

・標識認識システム(TSR):速度表示などの道路標識の認識

・後方死角警報(BSW) :車線変更時における後側方障害物検知

・ドライバモニタリング技術:

■映像機能

・駐車支援システム:バックモニター(RVS)、サラウンドビューモニター
ドライバーが車の死角を映像で確認

・ドライブレコーダー

画像は日立オートモーティブシステムズ製ステレオカメラ。
サイズ

100mm~200㎜
構成

画像認識カメラ、電子基板、樹脂ケース、コネクター

■参考:画像認識カメラの画像認識の仕組み
形状と移動量から判断
入力映像→A形状検知(パターンマッチング)→人検知出力
→B移動量検出(オプティカルフローと投影差分)→A+Bの検出→警報出力
(注)
・パターンマッチング:学習した画像パターンと撮影画像を比較して一致度により検出する
・オプティカルフロー:画面の特徴点から移動量を求め,移動物を検出する
・投影差分:「視点変換技術」を利用して投影した画像から、立体物を検知

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする