自動運転システム

ADAS(先進運転支援システム)とAD(自動運転)の違いは、人の運転への関与度合いの違い。ADASは人の意思を優先し、ドライバーの安全な運転をサポートするが、ADは人が運転に関与せずとも、自動車の判断のみで目的地までたどり着くことを目的としている。
また、アメリカ自動車技術会(SAE)は自動運転の程度を五つにレベル分けし、日本も同じ分類を用いている。

ADASはレベル1~2程度のシステムを搭載しておりあくまで人が主体のものを指す。ADはレベル3以上を搭載しており、運転はシステムが主体のもの。

<自動運転のレベル別け>
2020年ごろからSAEレベル2を搭載した車の販売台数が伸びており、高速道路においてやACC(前走車追従型クルーズコントロール)、LKA(車線逸脱防止支援システム)を同時に作動させる運転支援機能の設定車種が増加している。2025年にはレベル2が市場の5割を超え、2030年ごろにはレベル3も成長していくと予想されている。

【レベル1】運転支援
AEB(自動緊急ブレーキ)やACC(前走車追従型クルーズコントロール)、LKA(車線逸脱防止支援システム)などの運転支援システムを搭載
【レベル2】特定条件下での自動運転機能・自動運転機能の高機能化
レベル1の機能を組み合わせる(ACC + LKAなど)、高速道路での自動運転モード機能など
【レベル3】条件付き運転自動化
システムがすべての運転タスクを実施・状況に応じてドライバーが介入する
【レベル4】高度運転自動化
特定の条件下においてシステムがすべての運転タスクを実施する
【レベル5】完全運転自動化
常にシステムがすべての運転タスクを実施する

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