ドメインコントローラー(DCU)

高級車では100個以上のECUが各ドメインの制御を行っているが、スマートフォンのCPUに相当する全体を制御するECUがない。そのため、モビリティ全体を制御する「統合ECU」を開発されている。ドメイン型、ゾーン型の順に2ステップで開発されている。

「ドメイン型」は、2025年前後に行われる第一世代統合制御ECU。ゲートウェイECUによって接続する。ADAS/AD、インフォテインメント(Connected)、パワートレイン、シャシ、ボデイ、コックピットなどの機能ごとにドメインECUで集約される。ゲートウェイECUを経由して、他ドメインとの接続を行う。
また、ECUをアクチュエーターの近くに配置しないと通信が成り立たない場合もあり、マイコンベースの従来型ECUを必要とするなどの課題もある。

その後、2025年以降に行われる第ニ世代統合ECUは、「ゾーン型」で、車体の前後等のゾーン毎に異なるカテゴリのECUを集約、セントラルコンピュータにてデータの処理を行う方向性で開発が進められている。

サイズ:200㎜x200㎜
システム構成:
• ゲートウェイECU、
• ドメインコントローラー(ADAS/AD、マルチメヂィア(Connected)、パワートレイン、シャシ、ボデイ、コックピットなど)
• ネットワーク:ドメイン~ゲートウェイ間は共通のネットワーク規格とする一方、センサー~ドメイン間は異なるネットワーク規格が混在する。

構成:筐体、電子基板(ECU)、コネクター
ECU構成:
• トランシーバー回路(センサECUまたは他DCUとの通信を行う)
• SoC(System on a Chip)と各種メモリ、(センサECUからのデータを処理・判断する)
• マイクロコントローラ(SoCで判断した内容を基に走行を制御する)
• DC/DCコンバータ電源回路

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