パワーシートスイッチ
電動パワーシートのスイッチ。各座席に装着される。電動式シートの前後の位置、角度、高さなどを調節するためのスイッチ。
電動式は安全性を考慮し作動スピードを上げられないため、せっかちな人には敬遠される。高級車では電動パワーシートが標準装備になっているが作動スピードの遅さから不満をもつ人も多い。
また2ドアクーペで電動式シートの場合は、とくに前席無人の状況では前席の電動パワーシートのスイッチ操作ができず、前席後部には緊急用の前席の可倒装置が用意されている。しかし、後席からの降車には時間がかかり緊急時にはやや危険。
□パワーシートスイッチ仕様
一般に2つのスイッチがあり、4つのモーションを制御する仕様が多い。
平行スイッチ:前後:(シートの前後の位置)シートスライド
上下:(シートの高さ)シートリフター
回転:(シート座面の角度)シートリフター
垂直スイッチ:前後:(背もたれの角度)シートリクライニング
そのほか、シートに以下の調節が追加されている場合は、独立したスイッチの場合が多い。
(シートのランバーサポートの強弱)ランバーサポートアジャスタ
(ヘッドレストの高さ)ヘッドレストアジャスタ
画像は東海理化電機製作所製シートスイッチ
サイズ
30㎜~100㎜
構成
スイッチ、接点、コネクター
材質
ABS樹脂(耐熱グレード)など
工法
射出成形