ターボベアリング 

ターボベアリング

ターボチャージャー内にある二つの羽根車をつなぐシャフトを支える部品。超高回転、高温に耐えてタービンの回転を2か所で支える。800℃を超す超高温の排気ガスを動力源とするタービンホイールに使用され、20万回転を超える超高速回転に耐える。ベアリング間の距離を離して2個使用し耐久性を向上させている。円筒すべり軸受けの場合はジェット機で使用される高炭素クロム鋼 M50が使用される。ボールベアリングの場合は回転抵抗が下がるセラミックスボールが採用されることもある、また潤滑方法は油冷式が多いが、油冷式は回転抵抗が大きくタイムラグや燃費低下の原因になるため、乾式も登場してきている。

画像はHoneywell製ターボチャージャー。

サイズ

100㎜~200㎜

構成

油冷式、2ベアリング(円筒すべり軸受けまたは玉軸受け)

円筒すべり軸受け

材質:高炭素クロム鋼 M50

(M50含有成分 C0.8%、Cr4%、Mo 4.25%、V 1%、Si0.3%、Mn0.3%)

工法:機械加工

玉軸受け

材質:セラミックスボール

工法:混合→冷間プレス成形→焼成→機械加工(研削)

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