バルブロッカーアーム

バルブロッカーアーム

カムのリフトに従いバルブを開閉するテコの役割を果たす部品。

バルブの慣性質量が軽い、摺動抵抗が少ない、剛性が高いなどの長所があり、作動が安定する特性がある。

バルブロッカーアームは靭性の高い熱間鍛造で造られる場合が多い。カムやバルブとの接触面は硬質めっきを施し耐摩耗性向上を図っている。支点にローラーとニードルベアリングを採用する仕様もある。

SOHCやOHVでは必須部品だが、DOHCでは直動式とロッカーアーム式を選択できる。全高が抑えられ重心が下がることや、高速追従性で勝ることからDOHCエンジンでもロッカーアーム式の採用が増えている。

方式

DOHC、SOHC、OHV

サイズ

30mm~100mm

構成

ロッカーアーム、ローラー、ニードルベアリング

材質

合金鋼SCM材

工法

冷間鍛造→機械加工(フライス、ドリル)→熱処理(焼入焼戻)→表面処理(りん酸マンガン)

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