ブレーキマスターシリンダー

ブレーキマスターシリンダー

ブレーキペダルによって入力された力を液圧として変換させるピストンの周辺装置。2系統の油圧の出力が構成され、1系統失陥時にも半分のブレーキが効く。2系統の配管は前後配管またはX配管となっている。ブレーキ力配分がフロントに大きい車両ではX配管として1失陥性能の保安基準に適合させる。

倍力は、マスターシリンダー(19㎜ピストンxストローク30㎜)とホイールシリンダー(54㎜ピストンx1㎜ストローク)などの組み合わせによってパスカルの原理で倍力している。

しかし、マスターシリンダーとホイールシリンダー消費液量は変わらないため、ホイールシリンダーを拡大するとペダルストロークが大きくなるため、できるだけ少ない液量消費となるように設計される。

画像はアドビッックス製ブレーキマスターシリンダー。

方式

タンデム式(2系統)

サイズ

長さ100 ~200mm

構成

リザーバ、シリンダーボデイ、ピストン、ゴムカップ

□マスターシリンダーボデイ

材質:アルミ材

工程:鍛造→機械加工(旋盤、研摩)

□ピストン

材質:アルミ材

工程:冷間鍛造→機械加工(旋盤、研摩)、硬質アルマイト

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