ターンシグナル
コンビネーションスイッチの左右2本のレバーのどちらか一本。上下に操作して使用する。
欧州車は、ISO規格によって、ターンシグナルスイッチのレバーの位置は「左」と定められている。一方で日本車は、JIS規格で「右」になっている。
近年は日本でも輸入車の販売比率も増え、日本車と輸入車を交互に乗ることも多くなり、そのようなユーザーはターンシグナルとワイパーとの誤操作を頻発させている。この日本の独自規格は事故の遠因にもなることから見直しが必要になってきている。
また、最近の電気式の「ワンタッチターンシグナル」は使いにくく、誤操作を起こすことがある。従来の機械式は、方向指示器のレバーを上にあげると左ターンシグナルが点灯し、レバーは上の位置で止まり、旋回が終了すると自動で戻る仕様だったが、
最近の電気式の「ワンタッチターンシグナル」では方向指示器のレバーを上げると、ターンシグナルは点灯するが、レバーが元の位置に勝手に戻る。そのため、ターンシグナルが入ってるのかどうかは、感覚的には判らないため、点滅ランプをわざわざ見ることになる。ゆるやかなカーブなどで、ターンシグナルを手動で戻すくせのついている運転者はターンシグナルの誤操作を起こす。教習所で習う機能と異なる機能をつけるのはやめたほうがよい。
画像は東海理化電機製作所製レバーコンビネーションスイッチ。
サイズ
100㎜~150㎜
構成
レバーASSY、接点、コネクター
材質
ガラス繊維強化ポリアミド樹脂PAなど
工法
射出成形