エアコン温度センサー
エアコンから排出される空気の温度を調整するためのセンサー。感温部にサーミスタを使用し、抵抗変化により温度を電気的に検出する。
エアコン冷媒回路内では、エバポレーター出口に温度センサーがあり、凍結を防止すべくコンプレッサーの作動を制御する。オートエアコンシステムでは、エアコンECUがあり、いくつもの温度センサーを使用する。温度信号はエアコン水温センサー、室内温センサー、外気温センサー、日射センサー、吹出口温度センサーを用いて、空調風の最終温度は正確に制御される。
使用部位&使用温度範囲
◇サーミスタ式
①エアコン水温センサー -30~120℃
②エバポレーター出口温度センサー -30~80℃
③室内温センサー -30~80℃
④外気温センサー -40~80℃
⑤吹出口温度センサー -30~80℃
◇フォトダイオード式
⑥日射センサー
画像はデンソー製車室内温度センサー。
サイズ
50㎜~100㎜
構成
電気センサー、ケース(中空ボルト形状)、コネクター
□電気センサー
材質:サーミスタ、高耐熱ガラス、保護管
□ケース
材質:低炭素鋼S20Cなど
工法:冷間鍛造→機械加工(旋削)→三価亜鉛メッキ→センサー組付→コネクター組付→Oリング組付