ステアリングジョイント

2019/1/12 2020/10/19 ステアリング, ステアリングジョイント

ステアリングジョイント

運転席からつながるステアリングシャフトと足回りのステアリングギアボックスの位置関係は直線的に配置できないため、角度をつけた連結を目的として用いられるジョイント。

ステアリングシャフトは通常3本で構成され、中間軸の入力部と出力部にジョイントが配置される。ジョイント単体は不等速ジョイントで回転むらがでる。そのため、ジョイントは2個1組で使用し、中間軸の入力部と出力部のジョイントの屈折角度を合わせることで回転むらを防止できる。出力部の屈折角度は入力部と反対方向でも角度が合っていればよく、コの字形のレイアウトが多く採用される。

ステアリングジョイントの構造は十字接手で、オイルシールとニードルベアリングが装着されている。

外輪のベアリングケースは、特殊合金鋼板を精密な絞り加工成形のシェル形ベアリング。オイルシールの材質は高温仕様や寒冷地仕様などの要求に対応し、リップ形状も泥水がかかる配置の場合ダストシール付きの2重リップも使用される。