ガソリン燃料噴射システム
運転者の意思に応じて、走行状態を勘案し、適切な燃料噴射を行うためのシステム。燃料タンク内にある低圧のフィードポンプで送られた燃料は。さらに燃料噴射ポンプによってフューエルレイルに高圧燃料として蓄えられる。そこから必要に応じてインジェククションノズルに送られる。
噴射位置の区分では、直噴射式とポート噴射式とがある。
直噴射式ではシリンダー内に直接燃料を噴射する。フューエルインジェクターは気筒毎に1本使用され、取付角度はセンター噴射とサイド噴射の2通りの配置がある。
一方、ポート噴射式ではポート内は高圧でないため、フィードポンプの圧力がそのまま使われる。吸気ポートに噴射された燃料が吸気とともにシリンダーに入る。通常、フューエルインジェクターは気筒毎に1本使用される。吸気ポートの枝別れする以前の部分に、ノズルの先端で2方向に噴射するものなどが使用される。デュアルインジェクターの仕様もあり、気筒ごとに2本使う。吸気ポートの枝別れする以降の部分に配置される。
画像はデンソー製ガソリンエンジン制御システム。
サイズ
300㎜～500㎜
構成
燃料系：フューエルレイル、フューエルインジェクター、プレッシャレギュレーター
空気系：電子スロットル制御システム、スロットルボディ、エアーフローメーター、アイドル回転制御バルブ、スワールコントロールバルブ
