バルブリフター(タペット)
DOHCエンジンで使用する。
カムで直接バルブを作動される方式は直動式と呼ばれ、バルブリフターはバルブスプリングにかぶせ、カムの接触面に使用し摩耗を防止する部品。
バルブ駆動の正確さ、ロスの少なさでは直動式が有利と言われるが、カムの回転によりバルブが上下するので、バルブリフターには摺動抵抗が発生し、バルブスプリングには曲げる力が発生する。
バルブリフターはこのバルブスプリングが曲がることを防いで、往復運動する吸排気バルブに効率的に直接伝達する。
画像は日立オートモーティブシステムズ製バルブリフター。
方式
DOHC:直動式
カムシャフトは2本で、吸気バルブ用、排気バルブ用それぞれに使用され、バルブは直接カムシャフトにより開閉される。カムとの接触面には円筒形のカップ形状のバルブリフターが、スプリングにかぶせてあり、スライドするようになっている。
サイズ
20mm~30mm
材質
低合金 16MnCr5
工法
冷間鍛造→機械加工(旋削、研摩)→熱処理(焼入焼戻)→表面処理(りん酸マンガン)