コントロールアーム

タイヤの挙動を規制するサスペンション構成部品。

ホイールアライメントに影響し、直進性をコントロールするロワアームやアッパーアームを指す。

アームの形状はV字型が多く、車両側はゴムブッシュで、車輪側はボールジョイントで締結され、路面変化による変位や振動を吸収し、車両に直接振動が伝わる事を防止する。

材質は車両によって熱間圧延鋼板、鍛造用炭素鋼、鋳鉄、アルミニウム合金などが採用される。

◇ストラット式・・・大衆車を中心に幅広く採用されている。ストラットとはコイルスプリングとショックアブソーバーが同軸上に一体化されるものをいう。平板でけん引する形のロワアームがあり上下に首振り運動をする。上下の荷重はストラットとショックアブソーバーで受ける。

◇ダブルウィッシュボーン式・・・高級車に採用される。平板でけん引する形のアッパーアームとロワアームが上下にあり、上下に首振り運動をする。この2個のアームにストラットが加えられる。

画像はトヨタクラウン

サイズ:300㎜~600㎜

構成:ロワーアーム、アッパーアーム

材質:溶接構造用熱間圧延鋼板 SM材

工法:プレス→アーク溶接→カチオン電着塗装

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