チルド鋳鉄部品

表面のみ高硬度化したFC片状黒鉛鋳鉄。表層に冷やし金を接して鋳鉄溶湯を凝固急冷させて作る。

硬いセメンタイト(鉄と炭素との化合物Fe3C)を多く析出させ る白銑化(チル化)を行い高硬度化する。

自動車用鋳物部品では、カムシャフトをチル化させることが多い。

材質

片状黒鉛鋳鉄FCはシリコンSiを1~3%含有するがチル化しやすいようにSiの含有成分の少ない鋳鉄(C2.5~3.5%,Si0.3~0.9%,Mn0.3~0.9%程度) を用いる。

工法

 生砂型またはシェルモールド法においてカム部分など必要部分に冷やし金をはめて鋳造する。

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