電気自動車(EV)の動力源のバッテリーの中間モジュール
セルの電圧は3.7V程度のため、直列モジュールとし200V~400Vの電圧にする。
300㎏超という大型部品となり、重すぎるため、中間モジュールが作成される。
実用例としては
「日産リーフ」に使用されるリチウムイオンバッテリーでは下記のような搭載事例がある。
□バッテリーモジュール仕様 2018日産リーフ
セル数 8 (2並列2直列 x 2ユニット)
電圧 14.6V
外形寸法 L x W x H 300 x 222 x 68㎜
重量 8.7㎏
モジュールはラミネート式の8セル(2並列2直列のユニット2個)を内蔵。起電力はユニット当り約14.6 Vと鉛バッテリー程度である。これらセルは粘着剤で貼り重ねられる。樹脂板をはさみこみ、金属カバーが取り付けられる。ボルト締付け後、モジュールと内部電極は加圧された状態となる。
「モジュールレス化技術」
モジュールは基本的には無駄な部品であるため、セルのパックへの直接搭載も検討されている。さらにパックも無駄との発想もあり、セルをシャシーの中に車体構造の一部として搭載する「セルtoシャシー」の構想もある。