ねずみ鋳鉄FC(片状黒鉛鋳鉄)

組織中の黒鉛の形は片状で摺動性と減衰性に優れる。反面、強度が弱く靭性に乏しいため、耐久強度に劣る。
鋳鉄は炭素量が格段に多い炭素合金。炭素含有率は一般に2.5~3.5%の炭素を含む。鋼材より溶融温度が低く鋳造しやすい。この組成の鋳鉄を溶融させて鋳造した後、ゆっくりと冷やすとねずみ鋳鉄になる。炭素が片状黒鉛として存在するのが特徴で自動車ではブレーキディスクなどに使用される。

材質:FC250が多い (JIS製造範囲FC100~FC350)
工法:重力鋳造など

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