フロードリルスクリュー(FDS)

フロードリルスクリュー(FDS:Flow Drilling Screw)は
一方向からのアクセスが可能な部位の異種金属接合用スクリュウー。先端が尖ったテーパーねじ。下穴不要。
穴をあける、もしくは、ナットを付ける等の前工程を実施することなく、2部品を接合することが可能になる。ネジを押し込みながら回転させることにより、摩擦で母材を加熱し、半溶融状態でネジを貫通させる。冷えて固めることにより接合する。解体がしやすいためリサイクル性が高い。欠点は
副資材を利用するためコストがかかり、接合部はネジが露出しているため、外観上問題となる箇所には適用できない。
また異種金属の接合では電食対策(アルマイト処理など)が必要となる。

注)電食:電位差のある金属が接触している箇所に、水がかかることで、電池が構成されて、異種金属間で電子のやりとりが行われることで腐食が発生する。自然電位の低い方の金属が腐食する。

サイズ:M4~M8
構成:アルミ+アルミ、アルミ+鋼材など
工法:フロードリルスクリュー

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