冷却ファンベルト
エンジン駆動の場合において、冷却ファンをベルト駆動する際に用いられるベルト。V字断面品が多く採用される。
ゴム製品なので、熱や摩擦によって劣化しやすく。走行距離が増えると、伸びたり摩耗したりして緩む。そのため、定期点検で緩みや損傷の点検が行われる。ベルトが緩んだり劣化すると、エンジン始動時や加速時などに「キュルキュル」という異音がするようになる。Vベルトは、5~10万kmごとの交換が目安と言われている。
冷却水を循環させるウォーターポンプや発電機などのベルトも同様な構造となっている。
画像はOptibelt Produktions GmbH製ベルト(エンジンタイミングベルト)
サイズ
300㎜~500㎜
構成
外被布(ゴム引布)、芯線(ポリエステル)、ゴムベルト
□ゴムベルト
材質:繊維強化エチレンプロピレンゴムEPDMなど
工法:
ゴム練り→ベルト本体(補強層作成→モールド加硫成形→輪切り切断→Vカット)→外被布ラップ加工→加硫成形