多く普及している超音波パーキングアシスト(PDC:Parking Distance Control)で使用されるECU。
PDCにはクリアランスソナーが必要で、センサーはバンパーに装着され、ECUは車体側ダッシュボード等に装着されている。
超音波パーキングアシスト(PDC)車は後方バンパーに2~4個装着される。50㎝以内の車両周辺の障害物を検知し、障害物までの距離をブザーの音色変化で知らせる。障害物の場所をブザー音に加えて、ディスプレイ表示と音声で知らせるシステムもある。
ECUの補修整備では、交換したりクリアランスソナーを交換した場合ソナーのECU登録作業が必要となる。
<クリアランスソナーシステム作動条件>
o イグニッションスイッチ ON
o シフトポジション Pレンジ以外
o メーターコンピューターECU 車速が約10km/h以下
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クリアランスソナーはその他のADAS機能でも使用される。
誤発進抑制機能車では後方に加えて、前方バンパーにも2~4個が装備される。
高度駐車アシスト(APA:Advanced Parking Assist)車などで360度センシングが行われる場合、12個のソナーが装着させることもある。
サイズ:100㎜x100㎜x30㎜
構成
クリアランスソナーECU(通信回路、マイコン、センサー電源)
クリアランスソナー複数個(超音波センサー、検知判定部、昇圧回路)
ブザー
メインスイッチ
<ディスプレイ表示と音声への接続>
バックガイドモニターECU
ディスプレイ(マルチメディア)
フロントドアスピーカー