エンジン電装品
イグニッションスイッチはエンジンを起動するシステム。バッテリーの電力を用いてスターターモーターを駆動し、エンジンを起動する。起動されたエンジンによりオルタネーターを駆動し発電する。その際、電圧レギュレーターで出力電圧を制御する。従来は機械式の回転式だったが、電子制御のプッシュスタート式が普及している。この場合複製不可能なIDコードが記録されたワイヤレスのキーを使用し、車に登録されたIDコードと一致した場合のみエンジンが始動する。
バッテリーは電極(二酸化鉛、鉛)、電解液(希硫酸)から成る鉛蓄電池が使用される。
スターターモーターはエンジンのフライホイールかATドライブプレートと噛み合いエンジンの始動を行う。
オルタネーターは三相同期発電機によって電装品で使用する電力を発電する。駆動はエンジンのクランクシャフトからのベルト伝達で行われる。
電圧レギュレーターはエンジンが高回転時に電圧を下げたり、低回転時に出力電圧を上げたり、オルタネーターの出力電圧制御を行う。
画像はデンソー製スターター。
サイズ
300㎜~500㎜
構成
バッテリー、スターターモーター、オルタネーター、電圧レギュレーター、イグニッションスイッチ、ヒューズ