現在、新車販売においてはオプション扱いとなっていることが多い。ドライブレコーダー
の有用性は認識しながらも、はじめから標準装備されないのは、自身の運転を記録されることに抵抗を感じ、搭載を嫌うユーザーも多いことが挙げられる。
また、価格や仕様面で、消費者ニーズは多種多様で、自動車メーカーの対応としては、ディーラーオプションで選択の余地を残すことが最善と考えている。
しかし、今後、装着される事故自動緊急通報装置(ACN:Automatic Collision Notification)などの「コネクテッド機能」の強化などの状況により標準装備も進む可能性がある。
◆駐車監視機能付きドライブレコーダー
常時録画、動体検知録画、衝撃検知録画の3方式がある。記録媒体の容量や、車のバッテリーの消耗を考慮し選択される。動体検知録画は動くものすべてに反応するため、人が多い場所には不向き。
◆事故自動緊急通報装置(ACN)付きドライブレコーダー
ドライブレコーダーの搭載率は、2017年にあおり運転が原因と言われる東名高速での事故が社会問題として大きく報道されたことなどから、2021年では約43%に達している。
後付が可能な保険会社の事故自動緊急通報装置(ACN)は、貸与するドライブレコーダーと組み合わせ、既存の自動車に後付けする。