アクチュエーターとは

アクチュエーターとは

ものを物理的に動かす機構全般を指す。作動源の種類は電気、電磁力、空圧、油圧、人力(機械式)。運動としては、回転、揺動、往復ストローク、振動などの方式がある。

自動車の電装部品では電力を直線運動に変えるソレノイド、さらに油圧や空圧と組み合わせるソレノイドバルブ、回転運動に変える直流モーターが多く使用されている。近年は、省エネルギー競争と利便性の追求のニーズによって、従来機械式だったアクチュエーターも電動モーター仕様が増えている。

サイズ

100㎜~500㎜

構成

電動品:ソレノイド、ソレノイドバルブ、電動モーター式

非電動品:機械式アクチュエーター、油圧アクチュエーター、空圧アクチュエーター

■ソレノイド(電磁式)

基本構造は電磁石。銅線を巻いたコイルの中で可動式のピストンがスライドする仕組み。

(補機)電動ドアロック、トランクオープナー、燃料リッドオープナー、エアコンクラッチ

■ソレノイドバルブ式

(エンジン系)燃料噴射インジェクターなど

(走行系) 自動変速機(AT)用ソレノイド、横滑り防止ブレーキ(ABS)用ソレノイドなど

■電動モーター式

(走行系)スターター、電動フューエルポンプ、電子スロットル、ラジエータ冷却ファン、電動パワーステアリング

(空調系)ブロアーファンなど

(視界系)ワイパー、ウォッシャー、ヘッドライト光軸調整など

(補機)パワーウインドウ、リモコンミラー、パワースライドドアなど

■機械式(動力源エンジン)

コンプレッサー、ウォーターポンプ、オイルポンプ、バキュームポンプなど

■油圧式

ショックアブソーバー、油圧式パワーステアリング、トランスミッション油圧バルブ

ブレーキマスターシリンダー、プロポ―ショニングバルブ、ディスクブレーキキャリパ、ドラムブレーキホイールシリンダーなど

■空圧式

(乗用車)ブレーキマスターバッグ、ターボチャージャーなど

(商用車)エアサス、エアーオーバーハイドロブレーキ、空圧ブレーキチャンバーなど

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