オートマチックトランスミッションとは

オートマチックトランスミッションとは

自動でシフトチェンジする変速機のこと。運転席にはクラッチペダルがないが、コンピューター制御と油圧によってオートマチックトランスミッション内部にあるクラッチの操作が行われている。

MT車はクラッチや変速で失敗すれば車が止まるが、AT車は失敗しないので車が止まらない。そのため、AT車の普及当初は事故が多発した。事故は誤使用が原因であったが、製造者責任(PL)上は、容易に起こりうる誤使用は製造者の責任となり、誤使用に対する対策が必要になった。

シフトレバーは昔、直線配置がほとんどで、シフトチェンジミスが容易に起き、誤発進による事故が多発した。そのため、シフトチェンジが容易にできない階段式にしたり、ブレーキを踏まないと始動ができないシフトロック機構が追加され、二重三重の安全対策が行われた。

オートマチックトランスミッションの構造は大きく3つの部位から出来ている、トルクコンバーター、ATプラネタリーギヤ(変速ギヤ)、ATバルブ、から成り立っている。トルクコンバーターはエンジンからの回転トルクをミッション内部のギヤを介して駆動軸に伝えるが、機械的ではなく流体によってトルクの伝達をしている。変速はいくつかのATプラネタリーギヤ(遊星歯車)を組み合わせてギヤ比を変えている。制御はコンピューター電子制御によって油圧式ATバルブを作動させている。

画像はジヤトコ製中・大型RWD車用7速AT。

方式

トルクコンバータ―方式

サイズ

400㎜~1000㎜

構成

A/Tシフトレバー、トルクコンバーター、ロックアップ機構、A/Tプラネタリーギヤ、A/Tクラッチ、A/Tオイルポンプ、A/Tバルブ、A/Tソレノイド、A/Tシフトロック機構、A/Tコントロール部品、A/T部品

要求

燃費の改善

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