熱プレス成形部品とは
2つ以上の素材を組み合わせた複合材料（コンポジット）の工法のひとつ。自動車では、プラスチックを母材とし繊維を強化材として加えた高強度素材が使用される。また、成形が容易なため、ボデイなど3次元形状に加工され、金属の代替えの軽量化素材として使用...
「カーボン繊維強化樹脂部品」一覧
プリプレグ
ガラスやカーボンなどの繊維に前もって樹脂を含浸させた半硬化の薄いシート状の中間材料。何層にも積層して使用する。 カーボン織布に熱硬化性樹脂を含浸させたシートが代表例だが、用途に合わせて多くの種類の組み合わせがある。 繊維はカーボン繊維のほか...
射出成形工法（CFRTP）
熱可塑性CFRTP。数㎜長の炭素短繊維を含有したペレットを使用する。プラスチック強化用のガラス短繊維を炭素短繊維に置き換えたもの。 通常の射出成形機で成形でき、成形時間は30秒前後と生産性重視。 材料 樹脂ペレット（数㎜...
LFT-D工法（連続繊維CFRTP）
LFT-DはLong Fiber Thermo plastics-Directの略 熱可塑性CFRTP。成形時間は60秒以内と常温強度と生産性重視。 連続炭素繊維と熱可塑性樹脂ペレットから直接押し出して素材を製造し、高速プレス...
SMC工法(半乾シートCFRP/CFRTP)
SMCはSheet Molding Compoundの略。 プリプレグ織布より安価なランダム繊維のSMCシートを高圧圧縮する熱プレス成形法。 SMCシートは炭素繊維を10～50mm程に短くチョップして樹脂と練り合わせて、半硬化...
PCM工法(プリプレグCFRP/CFRTP)
PCM はPre-preg Compression Moldingの略。 樹脂を含侵した半硬化のプリプレグ織布を使用し熱プレスで高圧圧縮する。 このプリプレグは高価だが、RTM法（乾燥連続繊維ｘ樹脂注入）に比べて作業工数が少な...
RTM工法（連続繊維CFRP）
RTMはResin Transfer Moldingの略。 高価なプリプレグを使用しないで、乾燥状態の連続繊維を使用する成形法。特殊な 高圧樹脂注入機 と専用の速硬型熱硬化性樹脂を使用する。 炭素繊維織物を金型内に置いた後に、...
熱プレス成形部品(CFRP) とは
□工法区分 区分 CFRP CFRP CFRP CFRP CFRTP CFRTP 工法 ドライカーボン RTM PCM...
熱プレス成形部品(CFRP)
ドライカーボン部品(CFRP)
オートクレープ法（高温高圧炉）。 成形型に予めパターンカットされた樹脂含浸した半硬化状態のプリプレグを配置し脱気や真空引きを加え必要な板厚に積層した後、オートクレーブに入れて成形する。真空吸引で脱気を継続しながら成形する。成形時間は...
カーボン繊維強化樹脂部品とは
CFRTPは熱硬化性樹脂、CFRTPは熱可塑性樹脂を使用する製品の略号。 カーボン成形は熱硬化性樹脂と炭素繊維織布の組み合わせで、オートクレーブ工法（高温高圧炉）からスタートしたが生産性に課題があった。そのため、生産性向上を狙いとし...
