CVTとは

CVTとは

Continuously Variable Transmission 無段階自動変速機のこと。

CVTは2つのプーリーと1本の環状のベルトとから構成される。接触半径を変えることで無段変速を実現している。

各プーリーは二枚一組で構成されている。入力側のドライブ用プーリーと、出力側のドリブン用プーリーに分かれ、ドライブ用プーリーは溝幅を油圧により変えることができる。プーリーの幅が広くなるとベルトはプーリーの表面から奥まった位置に移動する。逆に幅が狭くなればプーリーの表面の方まで移動する。

ベルト長さは変わらないので、ドリブン用プーリーの溝幅はスプリング力により強制的に変わり、常にベルトに張力を与えている。

CVTのメリットは燃費が良いことで、デメリットは運転フィーリングの悪さ。エンジン回転数だけが先に上がって後から車速がついてくるという感覚を嫌う人もいる。

CVTを採用するのは、渋滞が多い日本車に多く、欧州車や米国車にはあまり採用されない。理由は、欧州ではマニュアルトランスミッション車が多いことでもわかるとおり、運転を楽しむ人の割合が多いので運転フィーリングの悪さから敬遠されている。米国ではガソリンの安さから燃費を気にしないこと。CVTベルトの耐久性が問題になる大排気量車が多いことが理由と考えられている。

画像はジヤトコ製CVT。

方式

ベルト式

サイズ

全長300㎜~500㎜

構成

CVTベルト、CVT制御ユニットECU、CVT部品

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